エピソード7

今から約5年前、2人の息子がまだ小学校2年生と3年生の時です。当時シングルだった私は息子と3人で築40年くらいの古いアパートに暮らしていました。

毎日の暮らしといえば仕事が朝早いので、子供達が寝ている間に仕事に行き、夜18時頃に家に帰ってきて3人でご飯を食べるという生活でした。

古いアパートのせいか、電化製品を2つ使っただけでよくブレーカーが落ち、住み始めた頃は落ちるたびによく子供達にもブレーカーを上げに行ってもらっていました。

電気代の節約目的ではありませんでしたが、私がいない中で自分で用意をして学校へ行かなければならなかったので、コタツの消し忘れや電気のつけっぱなしがないように日頃から戸締まりと消灯に関しては口うるさく言っていました。自分たちの部屋の電気、茶の間の電気、コタツ、ストーブ、TVを消して戸締りをして登校。これを息子たちの日課にしていました。

そんな子供たちも学校生活やシングル生活に慣れ、いつしか平凡に暮らしていました。

そして、そんな時に事件は起きたのです。

ある日、仕事が早く終わり16時くらいに帰ってくると、子供たちは遊びに行っていませんでした。

夜ごはんの支度でもするかなーっとふと冷蔵庫を開けたら、、、

何と冷凍庫の中身が溶けてベチョベチョになってるー!!

てか冷蔵庫の中も何かぬるーい!!

さあ、果たして何が起きたかわかりますか??

すべての事実を知った時、愕然としました。

息子たちは、毎朝家を出る前にブレーカーを落としてから学校に行っていたのです!!

彼らは毎日のように朝、電気を消す作業がとにかく嫌だったようで、何とかもう少し楽に出来ないのかと2人で考えたとか。

以前、落ちたブレーカーを上げたら部屋の電気が全部つくのを彼らはいつも私の横で見ていました。

あの赤いスイッチを上にあげたら部屋の電気がつく。

今まで自分たちで何回もやっています。

そこで逆転の発送がひらめいたようです!

「この赤いやつを下げたら電気全部消えるんじゃねー?」

彼らは毎朝のめんどうな消灯作業をスイッチ1つでやり遂げたのです!

そして、学校から帰ってきたら家中の電気をつける為に赤スイッチON!

私が仕事から帰ってくる頃には何もなかったかのような状態だったので、気付きもしませんでした。

今、思うといっつも半解凍だったかな、うちの冷凍庫。

それにしても、子供の発想力と生命力には驚きました。